これは、この世において明らかな知慧のある修行僧の初めのつとめである。──感官に気をくばり、満足し、戒律をつつしみ行ない、怠らないで、淨らかに生きる善い友とつき合え。
感覚の制御、満足、僧院の戒律に従った抑制 – これらがここで賢い比丘にとっての聖なる生活の基盤をなす。
詳細解説
この偈は、祇園精舎における仏陀の一連の説法の一部であり、特にソーナ・クティカンナとその母の物語に関連する。仏教青年ソーナは三度の願いの後に出家し、後に仏陀のもとを訪れた。ソーナが仏陀の近くに滞在している間、その母親は非常に敬虔な気持ちでダンマの教えを聞いていた。強盗が彼女の家に押し入って財産を奪い取ったとき、彼女は平静を保ち聞法を続け、邪魔をした召使いを叱りつけた。強盗の頭領は彼女の執着しない態度に深く感銘し、全てを返還するよう命じ、後に一味全員がソーナ尊者のもとで出家した。そこで仏陀はこれらの偈を説かれた。偈375において、仏陀は賢い比丘のための四つの不可欠な実践を強調する:1) 智慧をもって生きること(学び・反省・実践を培う)。2) 感覚を守ること(六根を制御する)。3) 知足(足ることを知る)。4) 僧院の戒律を護持すること。これらが解脱へと導く聖なる生活の基盤をなす。
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