久しく旅に出ていた人が遠方から無事に帰って来たならば、親戚・友人・親友たちはかれが帰って来たのを祝う。
遠い異郷から久方ぶりに帰還し、無事に我が家へ着いた旅人を、親族や友人が心から歓迎するように。
詳細解説
この偈は、敬虔な仏教徒であったナンディヤのエピソードに基づいています。彼は修行者への布施や貧困者への援助、僧房の寄進など、非常に徳の高い行いを重ねていました。その功徳により、天界には彼のための豪華な宮殿が用意されていました。目連尊者が天界を訪れた際にその光景を目にし、釈尊に報告したところ、釈尊は、彼が亡くなった後、天の住人たちがまるで久しく帰らぬ人を迎えるかのように歓喜して彼を歓迎するであろうと説かれました。この教えは、善悪の報いはすべて、行為の源である「心」に宿ることを示しています。布施の多寡ではなく、その背後にある誠実さと尊敬の念こそが、真の功徳を生みます。業は影が形に従うように必ず結果をもたらすものであり、自らの行いには自ら責任を持つべきであるという重要な警告です。
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