もしもひとが自己を愛しいものと知るならば、自己をよく守れ。賢い人は、夜の三つの区分のうちの一つだけでも、つつしんで目ざめておれ。
もし人が自分自身を愛おしいと思うなら、自分自身をしっかりと守るべきである。賢明な人は、夜の三つの時間帯のいずれかにおいて、目を覚まして見張りをすべきである。
詳細解説
この詩は、子供を強く望んでいたボーディ王子について説かれたものです。王子はブッダのために絨毯を敷き、「もしブッダがこれを踏んでくだされば、子供を授かるだろう」と密かに願いました。しかしブッダは彼の過去世を知っていたため、踏みませんでした。過去世で王子と妻は生き延びるために鳥の卵や雛を食べ、その悪業が現在の不妊の原因であると説明されました。ブッダは、真に自分を愛するとは、「三つの時間帯」(青年期、中年期、老年期という人生の段階)を通して、悪行を犯さないように自分を守ることだと教えました。賢明な人は、現在の行いが未来の結果を形作ることを理解し、先を見据えます。真の自己愛とは、道徳的な行いを清らかに保ち、未来に悲しみではなく平安をもたらすことなのです。
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