何ものかを信ずることなく、作られざるもの(=ニルヴァーナ)を知り、生死の絆を絶ち、(善悪をなすに)よしなく、欲求を捨て去った人、──かれこそ実に最上の人である。
盲目的な信仰を持たず、作られざるもの(涅槃)を知り、すべての束縛を断ち切り、業のあらゆる原因を滅ぼし、すべての欲望を捨て去った者こそ、真に最も優れた人である。
詳細解説
仏陀は、サーリプッタ(舎利弗)尊者の深い理解を明確にするためにこの詩を説かれました。信仰の機能が不死(涅槃)につながると信じるかと尋ねられたとき、サーリプッタは、仏陀に対する盲目的な信仰のみに頼るのではなく、自らの直接的な悟りに頼っていると答えました。一部の僧侶はこれを傲慢や邪見だと誤解しました。仏陀はサーリプッタを擁護し、真の仏教は盲目的な受容ではなく、知恵に導かれた信仰を奨励していると説明しました。初期の信仰は必要ですが、最終的には個人の実践と瞑想を通して真理を検証しなければなりません。阿羅漢とは、無条件のもの(涅槃)を直接経験し、すべての業の絆を断ち切り、すべての欲望を根絶した者であり、それゆえに真に最も優れた存在なのです。
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