愚かな者に念慮(オモイ)が生じても、ついにかれには不利なことになってしまう。その念慮はかれの好運(シアワセ)を滅ぼし、かれの頭を打ち砕く。
愚者が知識を得ることは、かえって自らの破滅を招く。その知識は彼の頭を破り、内に秘められた善き心を台無しにしてしまう。

詳細解説

世の人々はしばしば矛盾の中で生きています。誰もが幸福を望みながら、その行動は苦しみの原因を作っています。これは私たちの共通の心の病であり、願いと行動が裏腹になっています。ブッダは、智慧のない者が世俗的な知識や技能を得ると、それがかえって自己破滅を招き、幸福を損ない、本来持っている清らかな智慧を消し去ってしまうと教えられます。なぜなら、その知識が自己修練ではなく、エゴを肥やすために使われるからです。真の智慧と幸福は、真摯な学びと実践によってのみ得られます。形だけの怠惰な修行では、心に深く根ざした怒りや執着を減らすことはできません。幸福を願いながらも努力を怠るのをやめ、自らの内なる怠惰に向き合い、正法を真面目に修めることこそが、真の心の平安への道です。

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