眠れない人には夜は長く、疲れた人には一里の道は遠い。正しい真理を知らない愚かな者どもには、生死の道のりは長い。
眠れない者にとって夜は長く、疲れた者にとって道のりは遠い。真理を知らない愚か者にとって、輪廻の道のりもまた長い。
詳細解説
ブッダは、不眠の者にとっての長い夜や、疲れた旅人にとっての遠い道のりという比喩を用いて、無知な者が繰り返す果てしない輪廻を説明しています。この生と死のサイクルが続く根本的な原因は、私たちが真理を悟らず、絶えず業(カルマ)を作り出しているからです。カルマは身・口・意(身体、言葉、心)の意図的な行動によって形成されますが、その主導者は心です。カルマは時間が経ってから結果をもたらしたり、変化を経て熟したり、あるいは別の領域(世界)で結果を生んだりします。私たちの落ち着きのない心(よく猿に例えられます)が無明から行動し続ける限り、私たちは苦しみに縛られます。涅槃(ニルヴァーナ)は、この心を静めることによって達成されます。そのためには、深い智慧を養い煩悩を根絶し、輪廻のサイクルを永遠に終わらせる必要があるのです。
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